拍手お礼C−1

 (ムラケンズ)

 


「世界の皆さん、ボンジュール!ムラケンズの眼鏡っ子、って呼ばれるのにちょっと慣れてきた村田健です!」

「えっ、眼鏡っ子?……じゃあ、裸眼っ子の渋谷です。 ところで村田、世界と言っておきながら何故フランス語限定?ていうより、ここ世界中の人が来るような場所じゃないだろ」
「もーっ、渋谷!なに蟻サイズに細かいこと言ってんの!?国際化社会と言われて何年経った?これからはムラケンズも、ワールドワイドに展開していかなきゃ!ちなみにフランス語は、某フランス軍医の陰が見え隠れ」
「は?」
「さーて、ところで裸眼っ子の渋谷君。ここのコーナーの趣旨はちゃんと理解してるかな?一応言っておくけど、目指す星を『お笑いの星』から『アイドルの星』に変えちゃおう!とかいうことじゃないよ?」
「わかってマス。それ以前に、おれはお笑いの星も目指してまセン。ここは来てくれた人に感謝するページだろ?」
「そう!だから皆さんに感謝を込めて、渋谷から面白ネタをどうぞっ」
「はぁ!?何でそうなる!?」
「何ででも。さぁ!遠慮なくズズイっと披露しちゃって!いつも散々ウェラー卿の寒さを訴えてるんだから、君は面白いこと言えるよねー?」
「勝手に話を進めるなっ!しかも密かにプレッシャーまで!」
「何だよ〜、感謝を表すのは人として当然だよ?」

「くっ……」
「さあさあ!」

「…………んだ」
「ん?何だって?」

「猫がねころんだ……」

「……」

「……」
「あーっはっは シブヤッテバ オモシロイー」
「頼む、正直につまんないって言って!棒読みでそーいう反応されるのが一番つらいからっ!」
「というわけで皆さん、拍手を有難うございましたー!」
「無視かよっ!?」


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遂にやっちゃいました、会話文オンリー。(苦笑)
 CDドラマでの有利の「レモンの入れもん」発言が忘れられず、こんなものを。(笑)

 ちなみに、ムラケン君の言っている『某フランス軍医』とは、彼の魂のご先祖様、アンリ・レジャンのことです。

 

 

 

 

 

拍手お礼C−2

 (幼馴染ズ・男男)

 


「皆さん、こんにちは」
「隊長、今がお昼とは限らないでしょー?皆さーん、おはようございます、あるいはこんばんは。グリエ・ヨザックでーす」
「妙なことを気にするなぁ、ヨザック。いいだろう?『こんにちは』はいつでも使用可能な挨拶なんだから」
「わかった、わかりましたからそんな怖い笑顔でオレを見ないでっ!」
「ところで、お前はここがどんな場であるか分かってるのか?」

「うわー、見事なまでにサラッと流したなぁ、隊長。えぇ、えぇ、勿論分かってますトモ。ご覧になってる方に感謝するところでしょ?だからこうして、上品で優雅なグリ江仕様で……」
「馬鹿だなぁ。感謝を表すのに女装って時点でバカだけど、ここは文字しか表示されないんだぞ?俺たちの姿は見えない」
「あら、だからこそ隊長がいるんでしょ〜? さっ、思う存分、グリ江の艶姿を皆さんに説明してあげて!」
「本当に、この世のものとは思えない」
「あら〜、信じられないくらい綺麗ー?グリ江、照れちゃう〜」

「骨飛族柄の上着にラクダの股引、おまけにボロ雑巾のようなスカートで……―――」
「まって!グリ江がそんな妙な格好するわけないでしょ!?そんな嘘八百言われたら誤解されちゃう!」
「そんなわけでありきたりですが、せめて俺から感謝を込めて。拍手、本当に有難うございました」
「ちょっと隊長!訂正してっ!そしてグリ江のお洒落な格好の真実を皆さんに伝えて!」
「心から感謝しています」

「もういいです!自分で言います!今日のグリ江の衣装は……―――」
「さようなら〜」
「満面の笑顔はいいから、言わせろっ!」


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どうしてグリ江ちゃんいじめになるんでしょう?おかしいなぁ。(苦笑)

 

 

 

 

 

拍手お礼C−3

 (幼馴染ズ・男女)

 

 
「ごきげんよう、皆さん。本日はわたくし、毒女アニシナの偉業の数々を是非とも拍手で称えたいとのこと」

「……偉業というより“異”業だろう」
「何か言いましたか、グウェンダル?」
「い、いや」
「そこでこのわたくし自らが、わざわざここまで足を運んだわけです。あなた方の心は今、わたくしへの感謝と尊敬の念で満ちあふれていることでしょう。えぇ、言われずともわたくしには分かります」

「……」
「何ですかグウェンダル!さっきからブツブツとっ!」
「今度は何も言ってないだろう!?」
「わたくしに言いたいことがあるのならハッキリとおっしゃい!そうやって曖昧に誤魔化してばかりいるから、昨今の男たちは胡麻よりも小さいなどと言われるのです!」

「……『誤魔化す』と『胡麻』をかけたのか?」
「まぁ!わたくしとウェラー卿を一緒にするつもりですか!?幼馴染からこんな屈辱的な仕打ちを受けるとは思いませんでしたねっ」

「それをソックリそのままお前に返したい……。ならば言わせてもらうぞアニシナ。ここはこちらから感謝を示す場ではないのか?」
「成る程、いついかなる時も他者の助けが不可欠な貴方は、その必要があるかもしれませんね。何しろ生まれたその場で泣き出すような弱々しい男でしたから」

「赤子は誰でもそうだろう……」
「ですが!わたくしにその必要はありません。あるとしても『有難うでやんすー』で充分です。わたくしがするべき感謝よりも、あなた方がわたくしにするべき感謝の方が明らかに多いですからね」

「……もういい、私だけでも。拍手のこと、心から御礼申し上げる」
「何ですか、その捨てられた小動物ならぬ大型動物のような顔は。貴方のそんな顔で、ここにいる方が満足するとでも?仕方がありませんね、ではわたくしも付き合ってあげましょう。 『有難うでやんすー』」

「……本当に申し訳ない」

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★アニシナさんは難しいです。どう書いても彼女とは違う気がする…。
 ちなみに彼女の「〜でやんす」口調は、『だってお年頃なんだもん』を参考に。

 

 

 

aicon-hana07年8月10日まで頑張ってくれていた会話文です。

 

 

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