まるマ原作(小説)感想
※管理人はヨザック好きのため、感想が彼に偏りがちになることがあります。ご了承下さいー。
「前は(マ)のつく鉄格子!」 恒例の冒頭の独白……というか日記、今回はグウェンダルでしたか。猫さんポーズを見られたのがコンラッドだったのは、幸か不幸かといえば「幸」……なのではないでしょうか。多分。(苦笑) お話全体の雰囲気は、かつてのまるマのペースに戻ったというか。お笑いや懐かしネタを捩ったボケのオンパレードだったように思います。あと、私が勝手にそう感じただけですが、喬林先生、相当「誰が呼んだか地獄の1丁目、アッ・パシリ3丁目監獄」って単語を気に入ってらっしゃいます?しつこい程に出てくるし、「テンカブ」のように略されることもないですし。お蔭で管理人、監獄の名前を覚えちゃいましたよ。(笑) さて、前回の「眞(マ)国より〜」の感想で、出てこないのではないかと心配していたギュンター一向の動向ですが。よかった、意外と描写されましたよ!お庭番にもちゃんと触れてもらえた!!まぁ、前回の緊迫した雰囲気はどこへやら、何だかお笑い担当のような扱いでしたが。うん、この調子なら死んじゃったりはしない!きっと大丈夫!!(と前向きに捉えて、自分を納得させました。笑) 眠れる森のマチョ。ギュンターが、ヨザックは美しい桃色照明の当たった自分を周囲に見せたいだろうと想像していましたが、管理人はギーセラのように彼のその考えを一蹴することができませんでした。だって、普段だったら悪乗りして本当に周囲に見せびらかしそうですもん、グリ江ちゃん。(泣笑) おまけに、氷細工の白鳥の件では、全然違いますがド●フでのバレリーナ姿の志村さんを思い出してしまいました。もうダメです、管理人、お庭番が相変わらず瀕死状態なのに、今回の彼が出てくる場面は全てお笑いの場面にしか見えませんでした。 ちなみに今回の個人的収穫。お庭番は非菜食主義。(笑)さすが、アーダルベルトに次ぐマチョさんです。(そういえば今回のお話の中では、何度かアーダルベルトと並べてマチョ代表にされてましたね。) 箱と鍵の秘密。ムラケン君と眞王の口から色々と情報が出ましたが、とりあえず鍵の所有者は、魔族似てるね三兄弟と有利ということで確定しましたね。 「故郷(マ)」で私が呟いた箱に関する疑問も、とりあえずは解決。コンラッドの鍵だけはどの箱にも反応するけれど、他の鍵は正しい箱にしか反応しない。だから、凍土の劫火にコンラッドやヴォルフは近づいたらマズイけど、有利なら問題ないとムラケン君は言っていたわけですね。 そんな箱を、眞王(登場の第一声が「おいっす!」って、軽すぎるでしょう。笑)は自分の手元に集める気満々ですが。ヴォルフラム達は気付いていませんが、有利たちと厳密には考えが違いますから、そのうち眞王VS有利&ムラケンとなるのかもしれませんね。 急いで眞王廟の中二階(眞王談)に持ち帰るためにも、艦のスピードを上げろと命じていましたが、管理人は内心「冗談じゃない!船が揺れる!!」と眞王につっこみましたよ。だってお庭番ファンですから!!(←仮死状態の肉体に衝撃はよくない、という王佐談を思い出したわけです。) ギーゼラさんも大活躍。今回は特に、アニシナさんに対するライバル心(?)の描写がとても多かったような。前に、「(マ)王陛下の優雅な一日」に出てきたアニシナさんとギーセラのお茶会の様子が想像できないと語ったことがありますが、ますますその意識が高まりました。どんなお茶会をしたんだ、この二人は!? ……ちょっと話がそれますが、以前自分が駄文で書いたネタが本編でも触れられたりすると、正直ヒヤヒヤします。今回は、アニシナとギーゼラの関係と、ギーゼラのジュリアさん崇拝っぷりと、渦に落ちた時との時差があるからスタツアしちゃったんだとムラケン君が説明する件の3点。拝読しながら、「大きくズレた新事実が出てきませんようにー!」と必死に祈りました。(苦笑)もっとも、今までにも何度か経験しているんですけどね、そういう「しまった!書いたことが本編とズレちゃった!」事件。(泣)この世界ではよくあることなのでしょうけれど。 ちょっとどころかかなり話題が逸れました、戻りましょう。今回、ギュンターは眞王相手に崩壊しなかったため、結構真面目さんでしたね。いや、庭番を仮死状態にする時は見事な壊れっぷりでしたけれど。(笑)そして逆に、前半は男前扱いされていたものの、眞王の登場により我ままプーへと戻されたヴォルフラム。彼はいいポジションを行ったり来たりしていると思います、本当。(笑) そして、「眞魔国的・あの人は今」な感じだった今回。シュバリエさんがまさかここまで出張ってこようとは。しかも2代前の魔王って!あの魔王専用風呂でチラッと出てきただけの三助さんだったなんて!深いなぁ。ツェリ様をめぐってのグウェンダルとの遣り取りも素晴らしかったです。(笑) マニメではちょこちょこ出ているキーナンも、まさかの再登場。隠された過去も顔を出しましたが、実際、次男閣下がダルコへ行って有利たちと再会するための役割の人にしか見えません。(苦笑)次男閣下は大シマロンに戻って調べたいことがあるようでしたが、きっとも彼もそれをやめてダルコへ行くのでしょう。だってコンラッドですから!(←有利センサーというか、無意識のうちに絶対そういうことに鼻が利きますよ、彼。笑) さて、いい加減今回のメインの3人に関する部分を出してよ、という感じでしょうが。正直、メインだっただけに、拾いたいボケ&ツッコミや素敵シーンが多過ぎ、絞り切れませんでした。むしろ全部ピックアップしたいぐらい。(大苦笑)ごめんなさい。 以外な3人組……特に、グウェンとムラケン君の遣り取りはどんな感じになるのかなぁと思っていましたが、こんな感じにまとまるのですね。(←どんなだ。)アイコンタクトまでとれちゃうぐらい。 そういえば、ムラケン君が言っていた、グウェンが何をどう優先するかが分かったというのは、要するに「猊下<陛下」ってことでいいんでしょうかね?有利は気付いてないみたいでしたが。でももしそうだとすれば、ムラケン君は安心する反面、ちょっとばかり寂しいんじゃないかな…なんて思ったり。 次刊は、カミクロの集団の謎解きからスタートとなりそうですが。お庭番を乗せたサイズモア艦の方も出てくるといいな……と希望。眞王までいますし、触れるかな?あー、でも、庭番に触れられるかどうかは微妙ですね。(苦笑) |
「鏡の中のグレタ」 ユーリ陛下のポケットの中身、大公開!(笑)ごめんなさい、意識すべき点が違いますね、グレタ嬢のことがメインです。でも、入っていた理由が本人も分らない、メジャー選手のカードは気になります。誰が入れたの? マニメの「風の子守歌」を拝観していたので、「原作はどんな展開なんだろう?」とむしろワクワくしながらの拝読でしたが、マニメのツェリ様がやっていた役目は、本来は有利だったのですね。鏡のあの発想は素敵だなぁと思います。(母親よりも父親似だったらどうするんだ、なんて身も蓋もないツッコミをいただくと、どうしようもないのですが。) そして、マニメには無かった、ヴォルフラムが絵を描いてあげるという展開。何だ、モデルが有利じゃなくてもタヌキ調の絵になるんじゃないですか!よかったね、有利。(笑) 幼いのに色々と切ない事情を抱えているグレタですが、それでも明るく前向きに進んでいく彼女は、やぱり強い子だなぁとしみじみ思いました。 |
「月をぼくらのてのなかに」 こちらも、マニメ「水に映る月」で使われていたネタですが。チビ有利の純粋さと、チビ勝利君の機転に、ただただジーンときたお話。もっとも、ラストはマニメと違って世知辛かったですが。(笑)むくわれない勝利兄ちゃんの溺愛加減が、哀れですが笑えます。(←ひどっ。) 自分が欲しがっていた月を貰えて満足、というだけでは終わらず、勝利にも星をプレゼントする。自分だけじゃなくて、他の人にも嬉しくなって欲しいという思考。小さい頃から、やっぱり有利の根元は変わらないようですね。 |