※この話は「故郷(マ)」を拝読する前に書いたものです。よって、この話の内容はそちらの話の流れとは異なっており、完全捏造となっております。 それでもいいという心の広い御方は、どうぞ。 Stab 開いた目に映ったのは、染み一つない天井だった。複雑で凝った模様が、一面に整然と敷き詰められている。いかにも豪華そうな部屋。けれどオレは、そんな部屋の中では明らかに浮く、簡素なベッドに寝かされていた。 妙に左側が白いと思い、そちらへ首を傾ける。大きな硝子窓があり、陽の光を大量に部屋に集めていた。その光が何故だか無性に目に痛く、反射的に目を細めたオレは思わず呻く。 すると、その呻きに呼応するように部屋に声が響いた。か細い、なのにちゃんと耳に届く声。けれど、言葉の意味が分からない。 窓から視線を剥がすと、いつの間にかベッドの右に人が立っていた。そのままその身体を辿るように視線を上げていくと、相手と目が合う。黄金の瞳を持つその人は、口元は微笑んでいたが、仮面を被っているかのように感情の無い顔だった。 小首を傾げ、また何事か語りかけてくる。だが、相変わらず音は拾えても意味が分からなかった。語尾が上がっているから、何かを問いかけているのだろうとは思うが。 オレが反応を返せずにいると、相手は少し考えるような素振りを見せた。そして、何か思いついたように一つ小さく頷く。 「腕は?」 今度の言葉は理解できた。どうやらこの相手は、いくつかの言語を操るようだ。だが、今度は問いかけの意図が掴めない。腕が何だというのか。 とりあえず、言われるがまま自身の両腕を見た。と、右腕に白いものが巻かれていることに気付く。包帯以外に金属板も、腕を支えるようにして取り付けられていた。 おそらく、この腕の調子について訊かれているのだろう。そう思った途端、オレは身体がひどくだるいはずなのに、ベッドから上半身を起こしていた。――何故だか、この人の問いかけには必ず答えなければならない気がして。 右腕を曲げ伸ばししてみる。僅かな痛みと共に引きつる感覚があったが、動かせないというほどではない。 「平気?」 問われ、首を縦に振れば、相手はほっとしたように息を吐いた。 一見すれば、オレの身を案じてくれていたが故の安堵の表情に見えるが、多分違うだろうとオレは思う。何の根拠もありはしないが、この人はオレのことではなく、自分自身のことについて安堵しているような気がした。 オレがそんなことをつらつらと考えていると、目の前の人の手が動いた。人差し指で自身の顔を示し、 「イェルシー」 と言う。この人の名前だろうかと考える間もなく、今度はその人差し指がオレの顔に向けられた。 「イェルシーを、守る。イェルシーの命令、聞く」 言われた言葉を脳で理解するより早く、オレは首を縦に振っていた。まるで、生まれつき備わっていた条件反射のように。 それと同時に、オレはさっきまでの不可思議な感情についても理解した。オレは、この人には決して逆らえない立場なのだ。だから、問われたことにも答えなければと思った。この人がオレの右腕を案じていたのも、この腕が充分に動かなければ、護衛も満足に務められないからだろう。 その時になってようやく、オレはその人の後ろに控えている存在に気付いた。このベッドから五歩分ほど退いた所に居並ぶ、数人の兵。しかしそれらは、人間ではない。 見るからに血の通っていない、干からびたように皺だらけの皮膚。死体だ。それも、死んでから一年以上は経っているのだろう、発酵が進んでいる。さっきから部屋に漂っていた硫黄のような臭いの原因は、これだったのか。 腐りかけの死体が地に両足をつけて立っている。その事実に驚いたものの、オレの顔の筋肉は少しも動かなかった。きっと、傍から見れば無表情のままだ。目覚めてからずっとそうだが、瞬きや、眩しくて目を細めるといった反射的な動きはするものの、オレの顔の筋肉はそれ以外ではちっとも動かなかった。ましてや、口は何故だか言葉を紡ごうという動きさえ見せない。 オレの視線の先に気付いたらしく、注釈の声が降ってくる。 「蘇らせて、動かしてる。母が」 腐りかけの連中の方を振り返りながら、相手は微笑んだ。 「でも、言うこと聞く。わたしにも」 振り返った主に向かい、蘇り集団は頭を下げる。成る程、確かに忠実らしい。 オレの方に向き直った相手は、その集団を指さしながら、 「部下、君の」 と言った。オレはそこそこ上の位置にいるのだろうか。 思いながらも、了解の意を示すために頷けば、その人は「いい子」と笑い、オレの髪を撫でた。 瞬間、オレの胸に嫌悪感が過ぎった。 何故だろう。この行為は、主が自分を気に入ってくれているという証で、喜ばしい事のはずなのに―――。 翌日の夜、オレはイェルシー陛下に付いてオアシスに来ていた。陛下、つまりこの人物は、一国の皇帝だったらしい。オレは存外、とんでもない位置に就いているのかもしれない。 ちなみに今は、オレと陛下以外には、あと一人の護衛しかいない。おそらくオレと同僚になるのだろうその男は、蘇りたちとは違い、腐っている様子はなかった。イェルシー陛下の周りには、そのような人間も数人いる。 陛下が今回、蘇りたちを連れてこなかったのは、馬に騎乗する必要があったからだろう。腐ったあいつらでは、馬には乗れない。そして歩兵を連れての移動は、かなりの時間を喰う。陛下はどうにも、少しでも早くこのオアシスに訪れたかったようだ。 理由は分からない。そもそも、ここへ来た目的も、オレは知らない。陛下は初め、オレに説明しようとしてくれたが、生憎オレの分かる言語で説明するのは難しかったようで、途中で諦めてしまった。昨日の時点でも感じてはいたが、陛下はオレの分かる言語を扱うのはあまり得手ではないようだ。 だが、目的を知っていようがいまいが、オレのすべきことは変わらない。陛下を守り、命令を受ければそれを遂行するまでだ。 どこまでも白い砂漠の直中に突然姿を現すそのオアシスは、オレたちが到着した時、ひどい混乱状態にあった。馬に跨った者たちが、路地で武器を片手に争っている。ざっと見積もって百はいるだろうか。おそらく、この湖の水の所有権でも争っているのだろう。 オレたちも馬に乗っているし、ここにいる騎馬民族たちと同様にマントを羽織っているため、見た目ではオレたちはどちらの派閥か分からないはずだ。しかしそれは、味方と思われる可能性と同じぐらい、敵の派閥であると判断される可能性も高いということ。オレともう一人の護衛は、イェルシー陛下を挟むようにしてオアシスを進んだ。 戦う者達の雄叫び、武器が立てる金属音、そして、おそらくここの住民達であろう悲鳴。それらの音の中に、その爆発音は突然響いた。それまで月も星も無く、ただの闇でしかなかったその場が、急に橙一色に染まる。 振り向けば、湖を取り囲むようにして建っていた家屋に、紅蓮の炎が上がっていた。火柱はすぐに大きくなり、瞬く間に周囲に燃え広がっていく。再び、大きな爆発音が一つ。 爆風から陛下を庇いながら、オレたちはその場を離れようと馬を駆る。しかし、不意に陛下が自身の手綱を強く引いた。何事かとオレも倣って馬の足を止めれば、陛下は一心に湖の方を見つめている。つられるようにそちらを向けば、あり得ない光景が目に飛び込んできた。 湖の水が、宙に浮いていた。いや、この表現は正しくないだろう。水が、竜の姿を形作ってそこに在った。周囲の炎の光を受けて、表面が橙色に輝いている。 その時、オレはふと湖の中に人影を見つけた。片手を竜に掲げて仁王立ちする、一人の少年。彼がこの水を操っているというのか。 思った瞬間、周囲の景色が流れ、オレは慌てて手綱を引き絞った。オレは無意識のうちに、その人物に向かって馬を走らせようとしていたのだ。 自分は何をしているのか。 あの少年の行為を止める?何故? 水の竜は、まるで生きているかのように地上の一角を一睨みすると、一気にそこへ頭から突っ込んでいった。燃える勢いを増していた炎たちは、一瞬のうちにその姿を消す。 役目を果たした水はすぐに再び湖の方へと戻り、何もない空間を駆け上がっていく。その様を見ながら、進んでしまった数歩分、馬を後退させると、イェルシー陛下がオレに顔を向けた。 「知ってる?」 陛下の指が指し示すのは、湖の中に佇む少年。 あの少年に対し、何かを感じるのは事実だった。けれどそれが何なのか、自分の中でも明確にできない。ましてや、名前も、どんな人物なのかも分からない。ならばそれは、知らないことと同義だ。 オレが首を横に振れば、陛下は何故か満足そうに笑った。その理由を考える間もなく、また辺りに大きな音が響く。かなりの高さまで成長していた水柱が、ついに決壊したのだ。 湖から辺り一帯に、一気に大量の水が押し寄せてくる。今から馬を駆けさせたところで無駄だろうと、オレともう一人の護衛は陛下を庇うようにマントをひらめかせた。 濡れ鼠となった次の日、今度は馬を北に走らせた。またしてもその目的は告げられていないが、オレはただ黙々と陛下の後に続く。辿り着いた先は巨大な墓のような所で、オレの部下だという蘇り集団も二百近くがそこに待機していた。 陛下がまずオレたちに命じたのは、この墳墓に不審人物が忍び込んでいないかの確認作業だった。オレも松明を掲げ、数人の蘇りたちを引き連れて墓の中へと入っていく。内部は意外に広く、ひと二人が並んで通れるぐらいだった。 しばらく進むと、少し開けた空間に出た。ぱっと見渡すだけでは、何もないただの広場だ。蘇りたちもそう思ったらしく、来た道を引き返そうと踵を返した。けれどオレは、先に回ってその行く手を遮る。 ここは墓だ、それもこんなに大規模な。おそらく、皇族かそれに近い者の墓だろう。そんな所に、何の目的もない空間など造るはずがない。この場所には、何か役割があるはずだ。何かの隠し場所か、あるいは、どこかへ繋がる隠し通路か。そしてそこに、何者かが潜んでいたとしたら? 目線で戻れと訴えれば、蘇りの集団は再び広場の方へ向かい、壁を探り始めた。それなりに意図は伝わったらしい。自分も作業に加わろうと、壁に手を当てた。 この広場の調査を始めてそう時間も経たないうちに、その声は響いた。何者かがいる。その場に一気に緊張が走った。 声の主は何かを叫んでいるようだったが、訴えている内容が分からない。つい最近も似た経験をしたことを思い出す、どこか余所の国の言語を喋っているのだ。 声の発生源はどこかと視線を巡らせると、また声がする。今度はその人物がどこにいるのかを発見できた。壁の小さな隙間から、人間の指が何本か覗いている。近づくと、三度目にしてようやく、理解できる言葉が聞こえた。 「開けて欲しい!手伝ってくれ!」 切羽詰まった声が助けを求めてくる。盗みにでも入って出られなくなった、間抜けな盗賊だろうか。何にしろ、不審人物であることは間違いない。 振り返ると、蘇りたちは何も反応していなかった。濁った目で、ただこちらを凝視している。どうやらこの人物が今発した言葉は、イェルシー陛下が偶にお使いになる、オレしか理解できない言語のようだ。 オレは手本を示すように、鞘に治まったままの剣で壁を壊し始めた。中の不審人物を助けるためではなく、引きずり出すために。すると蘇り集団も、オレに続いて壁を壊し始める。 花崗岩の壁は、あっという間に崩れていき、その様相を現した。隙間から上下に走る、一本の細い線。横開きの、石の扉だ。やはり隠し扉があったらしい。 腕を入れられるぐらいの穴が空くと、蘇りたちがそこに手をかけ、扉を横に開く。何とか通り抜けられそうな空間が出来ると、オレはそこに身体を滑り込ませた。少し窮屈ではあったが、蘇りたちに行かせれば途中で手足がもげてしまうだろう。それでは意味がない。 扉を抜けると、少年が一人、身構えるようにしてそこに居た。互いに松明を持っていたため、相手の顔が見える。髪は黒、そして、ヒビの入った眼鏡の奥にある瞳も黒。周囲に微かに焦げ臭さを纏っている。 ふと、昨夜オアシスで見た少年のことを思い出した。あの時の少年も炎に照らされ、このような色を晒してはいなかったか。髪と瞳に、漆黒を。 思いながらその腕を掴もうとすると、少年が安堵したように笑った。 「何だ、君じゃないか!よかった。渋谷はいるのかい?」 まるでオレを知っているかのように語りかけてくる。けれどオレには、覚えがない。 構わない、オレのすべきことは、この不審人物をイェルシー陛下に引き渡すことだ。そう思い直し、少年の腕を掴み扉の外へと力任せに引っ張り出す。その瞬間だった。 不意に胸がズキリと痛んだ。何事かと動揺するオレに、相手の少年はいまだ、 「でも君、どうしてこんな所にいるんだい?」 などと語りかけてくる。 混乱し、少年を拘束していた手が緩んだ。引っ張られた先で突然腕を放された少年は、勢い余って地面に倒れ込む。 「ちょっと。急に……」 不服そうな声を上げた少年は、面を上げて固まる。 少年の周りは既に、不審人物を捕らえようとする蘇りたちによって、ぐるりと取り囲まれていた。 蘇り集団によって気を失った少年を見て、イェルシー陛下は焦げ付いたその黒髪を一筋、つまみ上げた。 「……魔王と同じ」 一言呟き、オレの方を向く。 「瞳も、黒?」 頷けば、小さく笑った。そして徐に立ち上がると、今度は蘇り集団とオレ以外の護衛たちに向けて、何事か告げる。おそらくこの言語で告げられているのはこれからの動きや目的なのだろうと、ここ数日の経験で分かるが、やはりオレには意味が少しも理解できない。 聞いていても無駄だと、オレは眼下でピクリとも動かない少年を見下ろした。その手には、先ほどオレが握らせた眼鏡の硝子が光っている。 蘇りたちによって倒れ伏した少年の脇で、それを見つけた。おそらく殴られた拍子に外れたのだろう。オレはその眼鏡を拾い上げると、少年の手に握らせていた。 何故自分がそのような行動をとったのか、今でもよく分からない。 一通り指示を出し終えたらしい陛下は、再びオレの方を向くと、この少年を預かっていて欲しいと言った。 「馬にも乗って、一緒に。これから来る人に、見せる」 総合すると、これからこちらに向かって、誰かやってくるのだろう。そしてその者達に、この少年を見せる。だからそれまで、オレが一緒に馬に乗せておけ、ということらしい。 頷くと、陛下も応えるように頷き、目覚めたあの日と同じようにオレの髪を撫でる。 やはり、胸には嫌悪感しか浮かばなかった。 「行こう」 陛下が落ち着いた口調で言った。前方には、微かに砂ぼこりが舞い上がっている。そしてその中を駆ける、数頭の馬。あれが、陛下がこの少年を見せようとしている相手だろう。 オレは鞍の前の荷物に視線を落とす。相変わらず、少年は気を失ったままだ。また僅かに疼きだす胸を無視して、オレは馬の腹を軽く蹴った。 後ろに二百近くの蘇り歩兵がいるので、馬をそう走らせる必要もないと言われている。並足で進むこちらに対し、前方の集団はまるで何かから逃げるように馬を走らせていた。そのため、思ったよりもすぐに、双方の距離は縮まる。 前方の集団もこちらに気付いたらしく、先頭をきっていた一頭が急停止した。それに倣うように、他の馬たちも次々に足を止める。その頃には、互いの表情がぼんやりと分かる程度には近づいていた。皆が皆、何故かオレの方を凝視している。ある者は険しい表情で、ある者は無表情で。 その中に、昨夜の少年を見つけた。変わらない漆黒の髪と瞳。けれど、あの時のような尊大さ、大きな力は感じない。ただ呆然と、オレを見ている。何故か、その瞳から目が逸らせなかった。 金髪の少年が、何事か呟く。それをすかさず、茶の髪の青年があり得ないと否定した。彼らの話す言語は、オレにも理解できるようだ。さっきから目が合ったままの少年が、左手で自身の首を掴み、声を発する。 「ヨザック」 その音が脳に届くまで、随分と時間がかかった気がした。耳に届き、鼓膜を振るわせ、一音一音がゆっくりと頭へ流れ込む。 知らない単語。けれど、ひどく懐かしい。 続く少年の言葉を、またしても茶髪の青年が冷静な口調で否定した。黙った少年の視線が、青年からオレへと戻る。 オレの全身を観察するように動き、やがて鞍の前のものへとその視線は注がれた。見れば、他の者たちも同じように鞍の前を凝視している。 もう見せてもいいだろうと、乗せていた少年を真っ白な砂の上へと放り出した。瞬間、また急激に胸が痛んだ。なのにオレの顔は相変わらず、痛みにも驚きにも何の反応も示さない。今もまた、無表情を浮かべているだけだ。 気を失っていたはずの少年は、落下した衝撃で覚醒したのか、小さく痙攣した。次いで頭を上げようとするが、それには失敗して再び砂に顔を埋める。 もう一人の黒目黒髪の少年が唸った。 「なん、何で……ヨザック」 見開いた目でオレを見ながら、またさっきの単語を口にする。ヨザック。それはもしかして、オレの名だろうか。 馬から飛び降り、こちらに駆け寄ろうとする少年を、同じく馬から降りた青年が後ろから掴んだ。さっきの様子から考えても、この茶髪の青年は護衛的な役割なのだろう。 引き止められた少年は、護衛と言い合いを始める。必死の形相で、オレと倒れたままの少年とを交互に見ながら。 その後、イェルシー陛下にそっくりな人物も出てきた。しかしオレは、その人物よりも、目の前の者達や、オレに向かって必死に何かを訴えようとする少年や、砂に倒れ込んだまま動く気配のない少年のことの方が、余程気になった。―――すぐ隣に並ぶ、相変わらず仮面のように感情の無い顔を持つ主君よりも、ずっと。 ぶわりと風が吹き抜ける。それは眼下の砂を空へと飛ばしたが、やはりオレの胸中の痛みまでは吹き飛ばしてくれなかった。 胸の痛みが、消えない。 |
あとがき 真さまに頂戴した「砂マがらみでのかっこいい(といっても派手ではなく陰のある感じの)ヨザック」というリクエストで書かせて頂きました。陰のあるかっこよさ……独りで冷静に色々と分析している辺りでしょうか?(苦笑)「自分の意思を失くした人が、どうしたらかっこいい行動に出るんだろう?」と色々悩みつつの作業でした。 結局、本編の流れをお庭番視点に仕上げる形に。今のところ、お庭番の生死が原作ではっきりしていないので、どう書いていこうか迷いましたが、真さまが「コーラル様の思いつくまま、気の向くままで結構です。」という、お優しいコメントを添えて下さっていたので、管理人的に思いっきり希望のある設定(←庭番は生きて操られている,ムラケン君をボロボロにしたのはゾンビたち、など。)で書かせて頂きました。 イェルシーの行動の目的も、同様に原作では明確になっていないのですが、こちらは庭番が聖砂国語を理解出来ない事と、イェルシーが共通語を話すのが苦手という事を利用して、極力捏造しないように(苦笑)書きました。 真さま、リクエスト有難うございました! <真さまへ私信> ↓※白文字にしてあります。反転(ドラッグ)してご覧下さい。↓ ご丁寧な感想、そして励ましのお言葉、有難うございました!親子でご覧になって下さっているとのこと、とても嬉しく思います。(もしかして、以前もウェブ拍手でコメントを下さいましたか?5月頃にも拍手で、親子でご覧になって下さっているという方からコメントを頂いたもので。) 今回の話は内容上、ほのぼのとしたものには出来ませんでしたが、これからもゆったりとした気分になっていただける話を書けるよう、精進したいと思います。有難うございました! |