botan-ao ツバサとの出会い botan-ao

 

 

 私は漫画から「ツバサ」に入りました。06年の12月頃に、友人からツバサの単行本を借りて読んだところ、久しぶりに漫画にドップリと嵌ってしまい。ええ、正直に言ってまだツバサ暦は約4ヶ月です(07年3月末現在)。そんな浅いツバサ暦で駄文を書く無謀さではなく、そこまでするぐらい嵌ったんだな、と解釈していただけると有り難いです。(笑)

(「×××HOLiC」も、その友人から借りて拝読しましたが、こちらはまだ購入していません。)

 

 初めは、私にしては珍しく、主人公の小狼君を気に入っていました。(私はよく、主役よりも脇役を気に入ってしまう性質なのです。)詳しくはキャラクター語りにて。

 が、3巻を過ぎる頃にはいつの間にやらファイさんがドーン!とお気に入りキャラのトップに躍り出て、桜都国を過ぎる頃には黒鋼さんが2位まで上り詰めて、結局小狼君は3位に。おまけに最近では、サクラちゃんも記憶が揃いだして、芯の強さなども見られ(むしろ「東京」での活躍はかっこよく見えました。)、3位はサクラちゃんに。まぁ、小狼君は二人になってしまい、どっちをどう評価すればいいのやら……というのもありますが。新しく出てきた『小狼』君もいい子ですよね。そして哀れです…。(泣)

 

 ああ、危うくキャラクター語りになるところでした。(苦笑)さっきも書きましたが、ツバサは少年漫画の王道ともいえる勧善懲悪で、とても読みやすかったです。もちろんそこはCLAMP先生ですから、細かい所は少年漫画とは一味違う部分もたくさんありますけれど、それがまた良くて。

特に前半はとても楽しく拝読していました。ボケとツッコミ、ほのぼのとした空気、カッコイイ戦闘シーン、キャラクターが時折見せる陰、生き方について改めて考えさえられる言葉…。色々な魅力の要素がタップリ詰まっていると思います。

後半の「東京」以降は、なかなか楽しいとか笑えるようなシーンはありませんが、それはそれでキャラクターの心理面が浮き彫りになって、私は興味深く読んでいます。まぁ、前のような空気が恋しいというのも嘘ではありませんが。あと、少年が読むものとしては、ちょっと重たいのかもなぁ〜…とも思いますが。

 

さて。私は幼い頃は「なかよし」を読んでいたので、CLAMP先生の作品では「魔法騎士レイアース」「魔法騎士レイアース2」「カードキャプターさくら」を存じております。どちらもアニメを見ていましたし、レイアースは単行本も買いました。そうやってキャラクターを知っていたのも、「ツバサ」に入りやすかった理由の一つかもしれません。

例えば、カードキャプターでの小狼君のイメージが強い人には、どうやらツバサの小狼君は受け入れがたい方もいらっしゃったようですが、私の場合は「知らないキャラクターではない、でもぼんやりとしか思い出せない…」という状態だったので(←ファンにあるまじきですが)、すんなり読めました。まぁ、あえて言うならカードキャプターでの彼は、「すぐに赤面、でも素直になれない」という子だった気がします。(私の記憶違いだったらごめんなさい。)

 

段々、先がまったく見えなくなってきた「ツバサ」ですが、1話の冒頭の悲しそうなシーンは必ず出てくるはずですし……うーん。

最終的にみんなが幸せになれることを祈りつつ、これからも拝読していこうと思います。

 

 

 

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